お問い合わせ

企業マーケティング・セールスBLOG

企業のブランディング、マーケティング施策、btobのセールス支援などに関する最新情報・お役立ち情報をご提供します。

株式会社デファクトコミュニケーションズ> ブログ> ブランディング> 出版の3タイプを知り、企業ブランディングに役立てよう

出版の3タイプを知り、企業ブランディングに役立てよう

ブランディング 2019.12.17

企業ブランディング出版

企業のブランディングの向上や売り上げアップ、その他の経営課題の解決の手段として、今、注目を集めているのが「企業出版」です。出版の形態には他にも、「商業出版」、「自費出版」があり、それぞれ異なる性格を持っています。今回は、この3つの出版形態を比較しながら、企業出版が出版業界においてどのポジションにあるのか、確認しておきましょう。

目次

商業出版とは「印税で稼げる書籍」

一般的な出版というと、この商業出版を思いうかべる方が多いでしょう。

出版社の編集者が企画を立て、著者が原稿を執筆し、印刷・製本という過程を経て書店に並ぶ出版形式です。出版の目的は、書籍の売上と印税です。

書籍の制作に関わる費用は出版社の負担となります。商業出版において重要なことは、「売れる本を作ること」です。そのため、どんな企画を立て、誰に原稿を書いてもらうかは、発売日なども含めて出版社が決めます。一般の方にとっては、出版のハードルは高いようです。著者の意向が通りにくく、伝えたいメッセージを本に盛り込みづらいという面があります。

部数や書店での販売展開は、出版社側が主導権をにぎります。書籍の発行部数は、一般的には初版で3,000部程度でしょう。

  • 出版目的:本の売上と印税
  • 出版に関わるコスト:出版社側の負担
  • 書店への流通:リアル店舗での全国展開、ネット通販

自費出版とは「企業が出版社にお願いして作ってもらう本」

自費出版とは、著者が書籍制作に関わる費用を負担する出版形式です。

著者が費用を負担するため、執筆内容やタイトルを含め、自分が伝えたいことを自由に表現できるのが特徴です。企画や執筆の段階で、出版社や編集者が細かく指示を出すことはありません。

昨今では、ネット通販や電子書籍の普及により、より身近なものになりました。内容は、自分史や自作の小説・詩集など様々です。商業出版に比べて発行部数は少なく、せいぜい100部程度です。また、書店での流通はされないので、著者が自分で友人や知人に配るか、販売することがほとんどのようです。

  • 出版目的:個人が表現欲求を満たすもの
  • 出版に関わるコスト:著者が個人で負担
  • 書店への流通:基本的になし。ネット通販か個人にて配布・販売。

企業出版とは「企業が抱える課題を解決するための本 」

企業出版は、前述した商業出版と自費出版のいいとこ取り、といってもよい出版形式です。自費出版と同じく、費用は企業が負担するため、出版社や編集者が企業の意向に口をはさむことはありません。また商業出版と同様に、プロの編集者やライター、デザイナーが制作に協力するので、より情報が整理され、洗練された書籍を作ることができます。さらに、書店で販売することも可能です。

企業出版の目的は、企業や商品・サービスのブランディング、売上や集客、社員のロイヤリティの向上など、経営上の課題を書籍で解決することです。企業出版は、「カスタム出版」、あるいは「ブランディング出版」などと呼ばれることもあります。

企業出版のコンテンツは、事業・サービス内容、トップの抱く企業理念、企業文化など、他のメディアでは伝えきれない情報量を、一冊の本にすべて盛り込むことができます。テレビや新聞、雑誌、WEBやSNSなど他のメディアに比べて、書籍という性格上、あつかうコンテンツに「信頼性がある」と思わせる効果があります。

商業出版や自費出版と決定的にちがう点は、制作過程にあります。企業出版において最初にすることは、自社が抱える課題の整理です。企業出版で解決できる課題は、「対外的な課題」と「対内的な課題」の二通りに分けられます。

対外的な課題とは、以下のようなものです。

  • 企業ブランディングの向上
  • 商品やサービスの認知度アップ
  • 集客や売り上げの向上
  • 人材採用を支援

一方、対内的な課題としては下記があげられます。

  • トップの持つ企業理念や経営方針の社員への浸透
  • 従業員エンゲージメントの向上
  • 優秀な社員の育成
  • 離職率を抑える

そして、出版のゴールをどこに設定するかが重要です。スタートの段階で、企業出版の道筋をしっかり立てておかなければなりません。ここにぶれが生じると、読者となるターゲットの選定や書籍の内容、販売やPR戦略に影響してしまうからです。

ゴールを定めることで、読者を誰にするかが明確になります。また完成した本をどのように活用するかも、はじめに考えておくと制作が順調に進むでしょう。

  • 出版の目的:企業価値の向上・経営課題の解決
  • 出版に関わるコスト:法人負担
  • 書店への流通:リアル書店での全国展開・ネット販売
デファクトコミュニケーションズの[出版ブランドコンサルティングサービス」はこちら

書籍を正しく理解することで、企業ブランディングを飛躍させる

出版には、「商業出版」、「自費出版」、「企業出版」の3つの形式があります。この中で、企業が自社ブランドや売上・集客向上など、経営課題を解決する上で有効な手法が企業出版です。ここでは、それぞれの特徴を比べながら、出版業界において企業出版がどのポジションにあるかを解説しました。

企業のPRや広報活動において、マスメディアやインターネットへの広告出稿は有力な手段です。しかし継続して行わなければ、一過性のものに終わってしまいます。

これに対して、企業出版で作成した書籍は、書店での販売後、セミナーを開催してリードを獲得したり、WEB広告と組み合わせて集客用に配布したりと、色々な展開が考えられます。企業価値を高めるための強力なツールとして、企業出版を取り入れてみてはいかがでしょう。

「企業出版」に関する他記事はこちらよりご覧ください。